オーストラリア・ウィンデイ

風の音

一休み 一休み 風の詩2

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山べぇです。今回も一休み 一休み


◆1980.12.9(昭和55年)
☆あいつが死んだ夜に空をみた
 星が一つ流れてった
 幾百年前に人は言った
 星がすべての故郷さ
 人は皆 夜に生まれ
 人は皆 夜に帰って行く
  あいつも 静かに夜の中
  あいつも 一つの星なのさ

☆あいつが死んだ夜に海をみた
 舟が帆先を落としてった
 幾百年前に人は言った
 舟がすべての故郷さ
 人は皆 海に生まれ
 人は皆 海に帰って行く
  あいつも 静かに海の中
  あいつも 一つの舟なのさ


☆コーヒー一杯の香りが
 俺の鼻先をかすめて行った
 目に映るものは
 俺の部屋の窓からの世界
 みんな窓からのスクリーンにおさまってる
 すべてちっぽけなものさ
 空も家もみんなこの中

☆コーヒー一杯の香りが
 何もかも包んでしまった
 目に映るもの みんな

ワラマン滝


☆部屋の空気が今にもはじけそうに
 外へ外へと流れ出し
 青い青い空へ溶けてった
 鳥が空へ舟が海へモグラが地へと
 行く先定まった所へと旅立った
 人は暗い世界へのろしを上げる
 ビールのカンが虫けらのようにつぶされた
 車の音も 人の声も 真っ白くなり
 空が赤く染まる時
 俺は見る 大地に降りる
 俺の瞳を


☆恋にやぶれて 夢にやぶれた
 一人の男が今 汽車に乗り
 あてのない旅へ どこへやら
 広島の街を 去って行く
 黄金山からのながめを頭に
 仏舎利塔の光を背に
  ふたたびの生命へのねがいを
  流れに逆らって 一人道
  ”我なすことは 我のみぞ知る”
  龍の言葉をとなえつつ


☆いくつもの時が 流れ
 いくつもの人が 流れ
 やがて人は 一人になって行く
  空にうかぶ雲は 自由いっぱい
  ただ風にまかせて 君の街へと
  俺の心の雲は 君へと流れて行く
  時が二人をはなして行く
  悲しさの中に 喜びがあり
  喜びの中に 悲しみがある


☆私はジプシー どこまで行くの
 北の国へと 足は伸び
 加賀の国は私にあって 雪げしき
 私は旅人 どこへやら
 外の国へと 足は伸び
 ウルルの国は私にあって サンセット
  旅ははてなく 地球をめぐる
  どこへいっても おちつけぬのか
  足の向くまま 心揺れるまま
  私は旅人 私はジプシー



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